ボクシングのトリプル世界戦の前日計量が30日に都内であり、IBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)はリミットより100グラム軽い47・5キロでパスした。挑戦者の同級1位カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)は500グラム軽い47・1キロだった。試合は31日に東京・大田区総合体育館でゴングとなる。

 京口は「MAD BOY」と書かれたTシャツ姿だった。今回はガウンの背中にもこの文字を入れた。MADは超越を意味し、年末5大戦でのアピールを期している。前夜は緊張と興奮か朝6時まで寝付けず、睡眠時間は3時間半程度だった。「その分試合をたっぷりイメージした。どう転んでも対応できるはず。倒せると思う」とKO防衛を狙う。

 計量後の最初の食事は、恒例のオムライスを食べにデニーズへと向かった。夜はサンゲタンを食べるという。相手のブイドラゴはチョコロンシートと呼ばれる。黄金虫のこと。京口は「網と虫かごを持ってきたかった」と余裕がうかがえた。