ヘビー級王者AJスタイルズ(40)は、再びPPV大会ではぐれコンビとの王座戦が決められてしまった。

 王座挑戦権を賭けたケビン・オーエンズ(33)-サミ・ゼイン(33)の「ベストフレンド」シングル戦でゲスト解説を務めた。試合が場外戦になると、ゼインから言い掛かりをつけられて口論に発展。激高してゼインを殴りつけてしまい、AJスタイルズの試合妨害によるノーコンテストになってしまった。

 予想外の展開を受けてダニエル・ブライアンGMから発表されたのは、3月11日のPPV大会「ファストレーン」(米コロンバス)でAJスタイルズ、ゼイン、オーエンズによるトリプルスレッド王座戦の開催だった。AJスタイルズは先月のPPV大会での1対2のハンディ王座戦に続き、またしてもオーエンズ、ゼイン2人を挑戦者に迎えた不利な王座戦が決定してしまった。

 もしAJスタイルズが負けた場合、4月8日の祭典レッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)で中邑真輔(37)が挑戦する王者も変更になるため、目が離せない。一方、中邑は試合前のAJスタイルズに「レッスルマニアでオマエに勝つ」とマイペースで挑発していた。