11日のPPV大会で6選手によるWWEヘビー級王座戦に挑むサミ・ゼイン(33)が「前哨戦」で盟友を裏切るフォール勝ちをおさめた。

 「オレはレッスルマニアのメインでベストな相手、中邑真輔と対戦したい」と熱望した王者AJスタイルズのドルフ・ジグラー戦に、ケビン・オーエンズとともに乱入。

 無効試合になると、シェイン・マクマホン・コミッショナーの裁定で、バロン・コービンも含めた5WAYウェイ戦に急きょ変更された。

 試合前のバックステージでは、オーエンズを王者にするために自ら犠牲になると言っていたゼインは試合終盤、オーエンズにへルヴァキックをたたき込んだ。そのまま盟友から3カウントを奪って勝利すると「オレがWWEでベストだ。過小評価されているんだ」と不満をぶつけて会場を立ち去った。