WBO世界ミニマム級王者山中竜也(22=真正)が15日、神戸市内で同級4位モイセス・カジェロス(28=メキシコ)との初防衛戦(18日、神戸ポートピアホテル)に向けた予備検診に臨んだ。両者とも全ての項目において異常なく、山中は「身長も体格もほぼ一緒。想定内です。必ず勝って、みなさんに恩返しします」と落ち着いた表情で闘志を燃やした。

 身長はともに162・5センチ。その上で胸囲は山中が6・5センチ上回り、カジェロスはリーチが4センチ長かった。メキシコからやって来た挑戦者は「身長は数字が一緒で(自分の方が)リーチが長い。強そうに見えるけれど、勝つのは俺だ」と言い放った。

 山中は昨年8月、福原辰弥に判定勝ちして王座を奪取。今回はジムがある神戸で、初防衛を目指す。