プロ格闘家の小川直也(50)が、プロレス、総合格闘技から引退することが12日までに分かった。小川が自らのブログで明らかにした。

 小川は柔道で全日本選手権7度優勝、92年バルセロナ五輪2位、96年アトランタ五輪5位の成績を残し97年2月にプロ格闘家に転向。同年4月の橋本真也戦でデビューした。橋本との激闘は、当時のプロレス界でも注目を集めた。その後、総合格闘技にも参戦。エメリヤーエンコ・ヒョードルや、同じく柔道界から転身した吉田秀彦らとも対戦した。04年に参戦した「ハッスル」でのハッスルポーズがトレードマークとなった。

 小川はブログで「ファンの皆様、21年間本当に応援どうもありがとうございました。サラリーマンでは絶対に出来なかった経験をたくさんさせて頂きました」「今回この様な卒業に至った経緯は、子供に必要とされた事」となどとつづっている。今後は柔道界復帰を目指し、20年東京五輪の柔道日本代表候補となっている長男雄勢(21=明大)の指導に当たるという。