俳優香川照之(52)が、7日にフジテレビ系で生中継される「ボクシング 井上尚弥×JCパヤノ~WBSSバンタム級トーナメント準々決勝~」(午後8時)にゲスト出演する。芸能界でも屈指のボクシングマニアとして知られる香川から、どんな話が飛び出すか注目される。

「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」には、今年5月に無敗のまま3階級制覇を達成した、WBA世界バンタム級王者井上尚弥(25)が出場する。ヨーロッパで昨年スタートした新しい大会で、各階級のトップ選手8人が集結して、トーナメントで優勝者を決める“ボクシング版ワールドカップ“。従来のプロボクシングでは、あまり見られなかったトーナメント形式が人気を呼んでいる。

今回の開催のバンタム級には井上のほか、WBAスーパー王者ライアン・バーネット(イギリス)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)の4人の現役世界王者、さらには2人の元世界王者と無敗の新鋭2選手がエントリーしている。井上は「普通の防衛戦だったらここまでモチベーションは上がらなかった」と話している。

井上選手が初戦で対戦するのは、元WBAスーパー王者パヤノ。14年9月にアンセルモ・モレノからタイトルを奪い、初防衛戦に小差判定負けして王座を失ったが、その後は3連勝をマークしている。井上は「強引につぶすことはできない。コツコツ、ジリジリいくことになると思う」と分析している。

解説を浜田剛史、川島郭志、長谷川穂積、山中慎介、ゲスト解説を八重樫東、伊藤雅雪(WBO世界スーパーフェザー級王者)が務める。