US王者中邑真輔(38)が中東の地で王座防衛に成功した。

パワーファイターのルセフの挑戦を受けるとバッククラッカー、左ミドルをキャッチされた直後にも延髄切りを成功させた。その後も格闘技仕込みのヒザ攻撃、前方裸絞めで相手の体力を削ってみせた。挑戦者のナックルパート4発、力任せのクローズライン(ラリアット)、ヒールキック、ハイキックと効果的な攻撃に苦しめられたものの、ニールキックでマットに転ばせてスライディング式キンシャサで追い詰めた。

コーナーからのジャンピング・キンシャサで打開しようと試みるが、迎撃キックを浴びて失敗。再びコーナーから繰り出したジャンピングキンシャサを後頭部に打ち込んだが、ルセフ得意のアコレードで絞められ、大ピンチに陥った。すると相手の一瞬の隙を突き、ヘッドパットでの急所攻撃で相手の動きを止めた。最後はコーナーから走り込んでのキンシャサで、とどめを刺した。

フォール勝ち後、レフェリーからUSベストを受け取ると不敵な笑みをみせながら同地のWWEユニバースからの大きな歓声を浴びながら花道で防衛成功をアピール。これで7月のPPV大会で同王座奪取後のベルト保持期間を109日まで伸ばした。