元K-1ワールドGP覇者となるUFCヘビー級6位の「ダッチ・サイクロン」アリスター・オーフレイム(38=オランダ)がロシアの新鋭を下し、連敗を脱出した。12勝無敗でUFCデビューとなったセルゲイ・パブロビッチ(ロシア)と同級5分3回で対戦し、1回4分21秒、TKO勝利を挙げた。

ケージに追い込み、膝を打ち込み、テークダウンを奪取。拳を振り下ろして、連敗を2で止めたオーフレイムは「もちろん最高の気分だよ。勝利街道に復帰できたからね。敗北は決してうれしくないし、すべての試合が試練だ。また戻って来られた」と納得した自信の笑みを浮かべた。フランシス・ガヌー(カメルーン)とカーティス・ブレイズ(米国)に敗れた後の再起戦を制し、オクタゴンで約1年4カ月ぶりの勝利。「セルゲイはフィジカルがとても強く、まだ若いからきっと輝かしい未来が待っていると思うけど、俺の目が黒いうちはさせない。また戻ってくる。モチベーションは高いし、やる気も満ちている」と健在ぶりを強調しながら「ここから頂点まで歩み続けるつもりだ」とUFC王座への意欲を示した。