12月30日にボクシングWBC世界バンタム級暫定王座決定戦(東京・大田区総合体育館)を控える同級5位井上拓真(22=大橋)が、前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)との2度目のスパーリングに臨んだ。

年末に拳を交える同級2位ペッチ・CPフレッシュマート(24=タイ)と同じ長身でサウスポーの前王者と4ラウンドを消化。「中間距離で自分のやりたいことができた」と収穫を口にした。

約2年ぶりに岩佐とスパーリングに臨んだ1回目の24日よりも手数多く、攻め込む姿勢をみせた。前に出て距離を詰めてくる相手に対し、的確なカウンターも繰り出した井上拓は「自分の距離で戦うことを意識した。ペッチよりも岩佐選手の方がうまいですし、手応えがありました」と口にした。岩佐も「距離、バランスも良いしスピードも上がっている。あの技術を普段通り出せば勝つのではないかと思いますね」と太鼓判を押していた。