01年K-1ワールドGP覇者の「サモアの怪人」マーク・ハント(44=ニュージーランド)は「UFCラストマッチ」で判定負けとなった。

同団体との契約最後の1戦で、ジャスティン・ウィリス(米国)とヘビー5分3回で激突。先住民マオリの伝統的な舞となる「ハカ」のパフォーマンスで入場し、大観衆の埋まった会場を一気に盛り上げたものの、ウィリスを攻略しきれず、0-3の判定負けとなった。勝利したウィリスからインタビューを譲られたハントは「すべてのサポートに感謝したい。またどこかの場所で会いましょう」と引退を口にしなかった。

K-1、PRIDE、DREAMと日本マットを経験したハントは10年からUFCを主戦場にファイト。14年11月のUFC180大会では当時のヘビー級暫定王者ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)に挑戦して2回TKO負けしたものの、ブロック・レスナー、フランク・ミア、ジュニオール・ドス・サントスらヘビー級の歴代王者と殴り合いの名勝負を繰り広げてきた。最後は3連敗で契約終了となったUFCでは8勝8敗1分け1無効試合の戦績だった。