ボクシングWBO世界ミニマム級タイトルマッチの前日計量が25日に都内で行われた。世界初挑戦の同級2位谷口将隆(25=ワタナベ)は47・5キロ、初防衛戦の同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)はリミットの47・6キロでクリアした。試合は26日に東京・後楽園ホールでゴング。

谷口は「今回はおしゃれにいこうと思って」と、前日にアマゾンで即日配送で購入した2000円のジーンズ柄のパンツだった。初めての行事の連続にも「緊張もあまりなく、楽しかった」と余裕があった。

同期で一緒に入門した京口は、1年3カ月の8戦目で王座に就き、すでに2階級制覇した。谷口は3年で14戦目になる。「ずっと背中を追って、遠回りはしたが、いいタイミング」と前向きに捉える。「技術に気持ちと破壊力も見せたい。計量の第1関門をクリアし、あとは本丸のサラダールを倒すだけ」と王座奪取を誓った。