駿河男児ボクシングジム(富士市)所属プロの村地翼(22)が、初のタイトル奪取に闘志を燃やした。30日、同ジムでWBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦(9月21日、東京・後楽園ホール)に臨むことを発表。同階級の世界12位フローイラン・サンダール(30=フィリピン)との一戦に向け「フィリピン人はボディーが弱いイメージ。必ずKOで仕留めたい」と宣言した。

プロ5戦目でのタイトル挑戦は異例の早さだが、自信はある。相手には世界戦挑戦の経験がある。アマチュア戦績でも6倍以上の200戦以上をこなす難敵だが、「ただの数字でしかない。全ての面で僕の方が上回っていると思う」と言い切った。既に相手の試合はビデオで分析している。同ジム初のベルト奪取を足がかりに、世界挑戦を見据える村地は「圧勝でベルトを取りたい」と力を込めた。【神谷亮磨】

◆村地翼(むらち・つばさ)1997年(平9)1月14日、兵庫県生まれ。伊丹北中1年時から本格的に競技を始める。西宮香風高3年時に全国総体出場。アマチュア戦績32戦16勝16敗。プロ戦績4戦4勝(3KO)。167センチ。家族は両親と姉。