ボクシングWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)が8日に都内で、元WBC世界同級王者木村悠氏(35)とのトークショーに出席した。

現役最多の6度防衛中で、具志堅の13度を抜く連続防衛日本記録更新を目標にしている。「この階級で最多記録もつくりたい」と、さらなる野望への意欲を示した。

WBCベルトにはヘビー級のムハマド・アリと、各階級の名王者の写真が飾り付けられている。現在の同級は最多15度防衛の張正九(韓国)。「まだ半分もいってないけど、ここまであっという間だった。記録を抜いて、名前を残したい」と話した。

トークショーでは、ボクシングは高校進学やボートレーサーへ特別推薦狙いだったなどのエピソードを明かし、集まったファンを驚かせていた。「入場が一番気持ちいい。キャーキャー言われたい。原宿でパニックを起こしたい。あとは祝勝会でおいしいご飯を食べるのが目標。予約の取れない焼き肉屋に連れてって」。王者らしくないトークで、ファンを和ませていた。

次戦はまったく未定だが今冬が予想される。「相手の動画は見ない。みんなトレーナー任せ。一人では追い込めないし、だれるので。僕はキャラクター」。木村氏いわく「ゆるふわ」ぶりを終始存分に発揮していた。