中村K太郎(35)がブラジリアン柔術の強豪マルコス・ヨシオ・ソウザ(35)を1回1分18秒、TKOで葬った。グラウンド勝負を狙う相手を、カウンター気味の左ストレートでダウンさせ、パウンドのラッシュで勝負を決めた。

リング上のマイクパフォーマンスで「大阪のみなさん、K太郎なめんな~! なんか戦前の予想でK太郎が負けるってなってたけど、K太郎をなめんな~!」と絶叫。修斗、DREAMなどで活躍、UFCでも激闘を重ねた実力者だ。今後の目標に米国の大手総合格闘技団体ベラトールとRIZINの対抗戦出場を掲げて「僕を(RIZINの)代表に選んでください!」と大声で訴えた。

RIZINでも活躍する格闘家の妻・杉山しずかが子供とリングサイドで観戦した。中村は自分が勝ったことで「家庭内の平穏が訪れるでしょうけど、油断せずに家事、育児にも注力します」。“戦う夫婦”としてよりアピールしたい気持ちが強く「ちょっと奥さんに気後れしてると言うか…。口づけしようと思ったら拒否られたので」と苦笑い。奥様上位の夫婦関係をイーブンに持っていけるかにも、注目が集まる。