魔裟斗が1日、都内のK-1ジム総本部で、ウエルター級の近藤魁成(18)に実演アドバイスした。

近藤は「K-1 WGP 2019」(24日、横浜アリーナ、日刊スポーツ新聞社後援)の同級スーパー・ファイトで、ジョーダン・ピケオー(29)と対戦する。対日本人無敗のピケオーに若武者が挑む注目の1戦を前に、魔裟斗が必勝テクニックを手ほどきした。これは横浜大会に向けたAbemaTVの企画で、魔裟斗の技術指導が実現したもので、囲み取材に応じた魔裟斗は基本的な動きを中心に解説した。

「ジャブをバンバンもらうと、ピケオーが乗ってくるので、(相手のパンチを手のひらで振り払う)パーリングでやりにくくしたい」という。近藤がこれまで対戦してきた「日本人選手とは違う感じになる」との想定で、「それを押し返すことが大切」と力説した。

熱い指導を受けた近藤は「今日、教えていただいたことが生かせれば、KOできる」と自信が芽生えた様子。これを聞いた魔裟斗は「ピケオーは打ち合いでパンチを大きく振る。ブロッキングから、そのまま返す技術が習得できれば、チャンスはある」と18歳の成長株にエールを送った。