11月3日にインテックス大阪で開催予定だったWBA世界ライトフライ級タイトルマッチが急きょ、中止となった。

スーパー王者の京口紘人(26=ワタナベ)と、チーフセコンドの50代男性の2人に、新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたため。PCR検査はこの日の前日計量の際に行われていた。

この日午前中に、京口は調印式後の記者会見に臨んでいた。その時点では、通常通り、開催される方向で、突然の中止決定となった。

会見で京口は「完勝するのが1番のテーマ。自分のボクシングをすれば結果はついてくる。それだけに徹底したい」と意気込みを語っていた。

調印式後に計量が行われ、京口はリミット(48・9キロ)を100グラム下回る48・9キロ、タノンサックは48・7キロで一発パスした。

すべての公式行事をへての世界戦中止は極めて異例の事態で、今後にも波紋を残した。