日本女子フェザー級3位で挑戦者の若狭与志枝(32=花形)が、3-0の判定で2度目の防衛戦となった同級王者の三好喜美佳(36=川崎新田)を下し、新王者となった。

序盤からパワフルに前に出て強烈な右フック、左フックで王者を攻めると勢いづいた。距離をつかもうとする三好に対し、接近戦を挑んで手数を出した。3回には偶然のバッティングで左目上をカットしながらも、3度目のタイトル挑戦で何とか王座初戴冠を果たした。

若狭は「本当にうれしい。ずっとタイトルが欲しかったし、悔しい思いもしてきた」と涙を流しながら感慨に浸った。ホワイトの日本女子王座ベルトを肩に掛けながら「これからもっと強くなって、面白い試合、KOできるような試合をしたいです」と強い決意を表明していた。