東洋太平洋スーパーライト級王者内藤律樹(29=E&Jカシアス)が4試合ぶりのKO勝ちで4度目の防衛に成功した。

挑戦者の同級4位今野裕介(31=角海老宝石)に対し、リズムのよい右ジャブから左ストレート、左フックなどで攻め込み、ポイントでリード。試合途中に左肩を痛めた相手の棄権による9回終了TKO勝利を収めた。19年10月のチョン・ギュボム(韓国)戦以来、1年1カ月ぶりのリングで白星で飾った内藤は「今野選手は気持ちが強くて本当にすごい良い選手。でも、これで満足はできない。もっともっと勝てるようにしたいし、自分はここで終わるような選手ではないので、世界に羽ばたけるように頑張りたい」と決意を新たにした。

通算戦績が23勝(8KO)2敗となった内藤は元東洋ミドル級王者カシアス内藤氏(71=E&Jカシアス会長)の長男。