K-1傘下のKrushライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレック(27=タイ)が、亡き父への思いを胸にベルト奪取を誓った。13日のK-1 WORLD GP両国大会でK-1同級王者林健太(26)に挑戦するゴンナパーは4日、都内の所属ジムで公開練習。強烈なパンチと蹴りをたたき込み、コンディションの良さをアピールした。

昨年、最愛の父が他界し、母国に帰国していたゴンナパー。本格的に試合復帰したのは今年1月だった。現在、2連勝中で好調キープするゴンナパーは「亡くなった父は自分が王者になるところを天国から見ていると思う。K-1ベルトをタイに持ち帰り、父の100日の供養をしたいと思います」と明かした。

現王者林とは17年にKrushリングで対戦し、KO勝利を挙げている。林について「はっきり言って、彼がここまでのぼり詰めるという印象は持っていなかった。でも彼にとって今日があるということは、素晴らしい練習を積んで、彼自身もすごく成長した結果だと思う」と前置きした上でゴンナパーは「今回に限っては、絶対に自分がベルトを奪いたい。コンディションは100%だよ」とキッパリ。ムエタイ大魔神が、目をぎらつかせていた。