元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)が、王者ストロング小林佑樹(31=六島)に5回KO勝ち。比嘉は処分明け3戦目、現ジム移籍後では2戦目の試合だった。
◆WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦
ストロング小林佑樹 | × | 5回KO | ○ | 比嘉大吾 |
【5回】
開始して間もなく比嘉の右アッパーのダブルが決まり、小林がダウン。そのままテンカウントが入った。小林はしばらく立ち上がれなかった。
【4回】
開始から比嘉が左ジャブと左フックをヒット。1分すぎに比嘉の右フックがクリーンヒット。1分すぎから小林も前進して手を出すが、なかなかヒットせず。残り2分、比嘉の右ストレートで小林がグラリとする。終盤に比嘉の左ボディーブローが何度もヒット
日刊採点10-9(比嘉)
【3回】
小林が前進してワンツー。比嘉はやや手数が減るも50秒すぎに左ボディーアッパーから右フックが顔面にヒット。
1分半すぎに比嘉の左フックと小林の右が相打ち。2分40秒すぎに比嘉の左フックからの右アッパーで小林のアゴが上がる。残り10秒に比嘉の左ボディーブローがクリーンヒット。
日刊採点10-9(比嘉)
【2回】
比嘉が左ジャブからワンツー、左フックで先制。さらに左のボディーブローから顔面へのフックの連打を決める。小林はガードをかためて前進するが、比嘉の連打を浴びる。1分半すぎに比嘉の打ち終わりに小林のワンツーがヒット。残り1分は比嘉が手数を出すが、小林いガードで防御。終盤に比嘉の右アッパーがクリーンヒット。
日刊採点10-9(比嘉)
【1回】
「覚悟」の文字の入ったTシャツで入場した小林は2度目の防衛へ気合十分。口ひげをはやして精悍(せいかん)な顔の比嘉は、軽快なフットワークでリングを舞った。ゴングと同時に比嘉が左フックを2発ヒット。その後も積極的な連打で顔面とボディーに打ち分ける。小林は高いガードで防御しながらじわじわと前進。左ボディーをヒットさせた。2分すぎに小林のワンツーがヒット。比嘉も強い左連打で応戦。
日刊採点10-9(比嘉)