天山広吉(49)がブチギレた。前日と同様に小島聡と組んで、O・カーン、オスプレイ組と対決。途中で相手2人が椅子をリングに持ち出し、わずか3分39秒で無効試合となった。

4人の殴り合いは終了のゴングが鳴っても収まらず、しばらく続き、2日連続で大荒れの試合に。天山は「こんなの試合ちゃうぞ。お前ら試合する気あんのか。殴ったろか」とぶちまけた。

前日の試合は自らが椅子を持ち出し、反則負け。試合後も天敵O・カーンを殴り続けたが、納得がいかず「1000倍返しだ」と話していた。この日はO・カーンがいきなりレフェリーを場外に放り投げ奇襲攻撃を仕掛けた。のど元を踏み付けられた天山はヘッドバットなどで応戦したが、その痛めた首を狙われるなど防戦一方。ほとんど攻撃できずに終了した。「やり足らなかった。何もできなかった」と悔しさをあらわにした。

25、27日も同カードが組まれており、30日愛知大会ではシングルマッチで激突する。「明日(25日)もやるけど、ボコボコにするで、ホンマに。シングルマッチとか関係ない、その前に倒してやる。バカタレが」。怒りの収まらない天山だが、このまま消化不良の試合を続けるわけにはいかない。