人気ユーチューバーで格闘家のシバター(35)がRIZINバンタム級王者堀口恭司(30)とのスパーリングでガチ対決し、左足を破壊された。5日夜、堀口の公式ユーチューブチャンネルに「シバターさんとガチスパーリングしてみた」が投稿。神奈川・横浜市のパンクラス道場内のケージ(金網)で行われた5分3回のスパーリング模様が公開。堀口によるカーフキック(ふくらはぎへのローキック)一発で、シバターを完全粉砕した。

体重差は約30キロと有利だったシバターだが、開始30秒程度でカーフキック一撃でダウンし、パウンド連発され、レフェリーストップとなった。左ふくらはぎを両手でおさえながら、まったく動けなくなってしまった。昨年大みそかのRIZIN26大会で、朝倉海を追い込んだカーフキックを再現するような堀口の強烈キックを浴び、シバターは「ありがとうございました。歩けない」と正直な気持ちを伝え、堀口からは「申し訳ない」と苦笑された。

「なかなか堀口さんのカーフキックを受けることもないので、良い思い出になりました」と感謝したシバターは堀口からスパーリングではなく、釣り対決を申し込まれて意気投合。「次こそはぶっ倒してやるからな」と強がってみせた。

一方の堀口は最初から釣り対決を期待していただけに「シバターさんにだまされましたが、楽しかった」と笑顔で振り返っていた。

昨年大みそかに「魔裟斗2世」HIROYAを腕ひしぎ逆十字固めで下したシバターは今月に入って堀口への挑発を開始し「ウエート差は大きくてバンタム級やフェザー級の選手は120キロの素人に勝てないんですよ」と独自理論を展開。お互いのユーチューブチャンネルで両者にメッセージを送ってきたが、今回初めてユーチューブでコラボ企画が実現していた。