IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)が圧巻のTKO勝ちで自身初のメインイベントを飾った。

日本同級15位木村文祐(33=JM加古川)と拳を交え、3回2分15秒、TKO勝ち。通算戦績は17勝(12KO)無敗となった。

18年2月に判定勝ちして以来の再戦となる木村に対し、序盤から左右アッパーで圧倒。コーナーやロープ際に追い込み、何度も連打を浴びせた。ほぼ一方的な展開で猛攻撃し、3回2分15秒、レフェリーストップによるTKO勝利を挙げた。2年前に米プロモート大手トップランク社と契約を結び、ラスベガスで2戦連続KO勝ち中と好調をキープしている。米連戦でKOを狙う意識も高まっていた。約1年8カ月ぶりの国内リングで木村をTKO撃破で返り討ちし、成長をみせつけた平岡は「1年8カ月ぶりの日本リングで気合が入っていた。結果が出てうれしい」と笑顔を見せた。

今回は日本や東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座への挑戦がかなわなかった。既に世界ランキング入りしているものの、ベルトへのこだわりは強い。平岡は「大橋ジムのレジェンドたちは両肩、腰だけでなく首にもベルトを1個巻いている。ボクもそろそろベルトが欲しい」とメインを快勝で締めた自信を胸に、王座挑戦を希望していた。