ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が6月19日、米ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦に臨むことに合意した。

25日(日本時間26日)、井上と契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOが井上の次戦について米メディアに明かしたことを受け、所属ジムの大橋秀行会長(56)が26日に取材対応。「当初は日本でやろうとしたが、コロナウイルスの状況で微妙になった。ほぼ合意です」と明かした。

昨年10月に米ラスベガスに初進出し、ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に7回KO勝ちしており、2戦連続でラスベガスでの防衛戦となる。所属ジムを通じ、井上は「前戦から7カ月が経ちましたが、ようやく(防衛戦の)めどが立ちうれしく思います。IBFの指名試合になりますが、油断なく仕上げます。楽しみにしてくれているファンのためにも熱い試合をお見せします。応援よろしくお願いします」と意気込みを示した。WBA王座は5度目、IBF王座は3度目の防衛戦となる。既にダスマリナスと同じサウスポーの選手とスパーリングも開始している。