K-1スーパー・ウエルター級スーパーファイトは、エンターテイナー城戸康裕(38)が、松下大紀(24)に2回2分47秒、逆転KO勝ちした。

試合前、松下のきついメンチに背中を向けると、城戸はなんと大ヒット曲「チューチュートレイン」の動きで惑わし、会場を笑いに包んだ。1回は調子に乗りすぎたのか、連打でダウンを奪われた。しかし、2回にはすぐにネジを巻き直した。ストレートなどで3度のダウンを奪い返し、逆転KOにつなげた。

試合後にマイクを持った城戸は開口一番、「あっぶねー。効いちゃったよ」と本音を漏らした。そして、「間合い大丈夫。平気だという城戸のエゴが出た。やっちゃいけない」と反省した。それでも、最後は気を取り直して自身の愛称も口にし、「キーちゃん、来年40歳。まだまだ頑張るからね」とファンに愛嬌(あいきょう)を振りまいていた。