今年1月の女子ロイヤルランブル(RR)戦を制したビアンカ・ブレア(32)が勢いそのままにスマックダウン女子王座の初奪取に成功した。

女子RR戦を制して得た王座挑戦権で自ら指名した同王者サーシャ・バンクス(29)を必殺技キス・オブ・デス(KOD)で撃破。祭典のメインイベントで新王者となった。

バンクスの豪快なトペ・スイシーダに対し、ブレアは細身に似合わない怪力を生かし、そのまま捕獲して放り投げた。さらにランニング・ダブルニーを防護壁に誤爆したバンクスにバーティカル・スープレックスやスタンディング式シューティングスターから450度スプラッシュを放ったが、ヒザの剣山で迎撃されてダメージを負った。

逆に王者のトルネードDDTやフロッグスプラッシュ、得意のバンク・ステートメントで絞められた。何とかロープ回避すると、バンクスの攻撃がターンバックルに誤爆したチャンスを逃さなかった。450度スプラッシュから、引っ張られた自らの髪の毛を逆に生かしてムチ攻撃。最後はバンクスを担ぎあげ、KODを決めてフォール勝ちした。家族も観戦する中、メイン戦で王座初戴冠という偉業を成し遂げた。

試合後、自らのSNSを通じ「やったよ! スマックダウン女子王者だ」と喜びをつづったブレアは16年5月にWWEと契約。同年9月、NXTデビュー。女子トーナメントのメイ・ヤングクラシック2回戦ではカイリ・セイン(宝城カイリ)とも対戦した。今年1月には30人出場時差式バトルロイヤルとなる女子ロイヤルランブル戦で、最後にリア・リプリーを排除して初制覇していた。