まさかの襲撃で再び“相棒”を失った。NEVER無差別級6人タッグ王者のYOSHI-HASHI(38)が、KENTA(39)との前哨戦に勝利し、失っていた如意棒を取り返したが、花道で再び奪い取られてしまった。

10人タッグでの試合終盤、場内が暗転し、明かりがつくと、棒を持って襲いかかったKENTAをトラースキックで場外に葬り去った。その後外道からバタフライロックでギブアップを奪い、勝利。ようやく戻ってきた棒を手に勝ち名乗りを受けた。ところが、花道を下がっていくところをKENTAが追い掛け襲撃。殴りかって強奪し、不敵な笑みを浮かべながら立ち去った。YOSHI-HASHIはバックステージで頭を抑えながら「ふざけるな、バカ野郎。クソーッ」と話すのがやっとだった。

これまで肌身離さず持ち歩いていた棒を3月21日仙台大会で奪われた。以前から興味を抱いていたというKENTAは、自身のSNSで「かねて思いを寄せておりました棒とお付き合いすることになりました」と明かし、東京タワーに“デート”に行くなどやりたい放題。その後の前哨戦でも執拗(しつよう)に見せつけられ挑発され続けた。

13日には失った棒で自分だけでなく、石井や後藤も殴られる屈辱も味わい「15日に取り返す」と怒り爆発。この日、宣言通り取り返したが、不意を突かれ、一瞬で強奪されてしまった。

19日にはシングルマッチ、20日には6人タッグの4度目の防衛戦を戦う。棒を失ってからは、勝利しても素直に喜べない戦いが続いている。ベルトを守るためにも早めに相棒を取り返し、余計な心配を取り除いて試合に臨みたいところだ。