ボクシング前WBO世界スーパーミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(31=英国)が10日(日本時間11日)、顔面3カ所の骨折を報告した。

自らのSNSを更新し「眼窩(がんか)底とほおの骨折が3カ所ありました。手術はうまくいきました」と投稿。8日に米アーリントンでWBAスーパー、WBC世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)との3団体統一戦に臨み、棄権による8回終了TKO負けを喫した。8回途中、アルバレスの右アッパー強打で右目周辺が大きく腫れて試合棄権し、右眼窩(がんか)底骨折の疑いなどで病院に直行していた。

ミドル級、スーパーミドル級の2階級制覇を達成し、08年から30戦全勝だったサンダースはプロキャリアをアルバレスの強打に砕かれた。今週半ばまでは搬送先の病院で過ごす見通し。サンダースは「(アルバレスの)良いショットに捕まり、その後は視界がなくなった。試合を見てくれたすべての人に感謝します」などとつづった。