WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)の延期となっていた9度目防衛戦が、22日に決まった。興行を主催する真正ジムが6日に発表した。挑戦者は同級1位矢吹正道(29=緑)、会場も京都市体育館で変更はない。

当初は10日に予定された世界戦だが、8月26日に王者の寺地が新型コロナウイルス感染症の陽性反応が判明し、興行の延期が発表された。今月3日に疫学調査による健康観察期間が解除。6日にCT検査を含め肺、血液などの各種検査を行い、すべて異常なしの診断を受け、22日の開催に踏み切った。

寺地は真正ジムを通じ、「このたびはみなさまに大変なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありませんでした。おかげさまで自宅療養期間を終え、念のために本日病院にて精密検査を受けてすべてに異常なく問題がないことが確認出来ました。一刻も早く延期になった世界タイトルマッチをさせていただきたく、プロモーターの山下会長や関係者のみなさまと相談させていただいた結果、9月22日に試合をさせていただけることになりました。本当に感謝しております。当日は全力で戦い、素晴らしいファイトをお見せします。よろしくお願い致します」とコメントした。