元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(25=大橋)が2試合連続1回TKO勝ちでプロボクシング転向2戦目を飾った。プロ戦績5勝(5KO)の竹田梓(24=高崎)との54・5キロ契約6回戦に臨み、1回2分57秒、TKO勝利を挙げた。右、左からの強烈な右フックをこめかみにヒットさせてダウンを奪取。3月のデビュー戦に続き、1回TKO勝ちでボクシングでの初のメインイベントを締めくくった。

武居は「竹田選手、ありがとうございました。やっぱり5勝5KOの竹田選手との試合は緊張感があって、その中で倒せて良かったです。ボクシングっぽいスタイルでジャブを当てたいと思った。そんなにガツンという感じではないが、タイミングよく当てられたと思う」とパンチの感触を振り返った。

B級(6回戦)で2勝し、これで晴れて8回戦以上を戦うことができるA級ボクサーに昇格した。武居は「まだボクシング2戦目。次は8回戦になるので、強い選手に勝たないといけない。でも本当にここで満足していない。ここから頑張らないといけない。ボクはK-1王者でしたが、ベルトを置き、覚悟を持ってボクシングに来ました。どんどん勝っていきたい」と気合を入れ直していた。