プロボクシングの3冠(日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック)ヘビー級王者だった京太郎(35=チーム京太郎)が、K-1クルーザー級王者シナ・カリミアン(33=イラン/POWER OF DREAM)に判定負けを喫した。

ダウンこそなかったものの、身長2メートルから打ち降ろされるパンチ、バックハンドブローも浴び、鼻血も出した。

京太郎は「負けちゃって何も言えない。初めての減量で、試合のこと何も覚えていない」とポツリ。今回は110キロから10キロほどの減量が辛かったとしながらも「それでも自分が(試合を)受けた。ダウンも取られていないのに覚えていないなんて。ボクが強さを見せなくてはいけないのに体をつくれなかった」とぼうぜんとしながら反省の弁を口にした。

旧体制でのK-1でヘビー級王座を獲得。プロボクシング転向後も地域王座を含めてヘビー級で3つのタイトルを手にし、世界ランカーでもあった。「ボクが手本となってやらなければいけないのに。ボクは試合でみせないといけない」と危機感を抱いていた。