新日本プロレスのワールドタッグリーグ公式戦が23日、神奈川・カルッツかわさきで行われ、前IWGPタッグ王者の内藤哲也(39)、SANADA(33)組が、トップタイで並んでいた棚橋、矢野組を破り、破竹の開幕4連勝で単独首位に躍り出た。

内藤は、相手組を「入場だけ沸かせて、試合は微妙なタッグチームでしょ?」とこき下ろしていたが、直接対決で違いを証明した。15分18秒、SANADAが棚橋にオコーナーブリッジを決め、3カウントを奪取した。

19日の長野大会では、15年、16年とリーグ2連覇を果たした真壁、本間組に必殺技「デスティーノ」を温存して勝利し「出すまでもなかった」と涼しい顔で語った。この日も、左足のケガによる2カ月間のブランクを感じさせない動きでSANADAをアシスト。悲願の全勝優勝へ、制御不能のカリスマが突っ走る。