ボクシングIBF世界スーパーフェザー級3位尾川堅一(33=帝拳)が計量前日に1時間の練習と散歩で最終調整した。

27日(日本時間28日)に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで同級2位アジンガ・フジレ(25=南アフリカ)とのIBF世界同王座決定戦に向け、25日(同26日)はスポーツジムで練習を消化した後、セントラル・パークまで調整を兼ねて散歩したという。

所属ジム公式サイトを通じ、尾川は「これまでの試合2日までにこれだけ動けなかったと思いますが、普通に歩けたしコンディションが良い証拠ですね。試合までこの良い状態をキープしたい」と意気込んだ。

25日の現地はコロナ禍で規模縮小開催となっていた感謝祭(サンクスギビングデー)が2年ぶりに例年通りの規模で開催。朝から始まったパレードの盛り上がりに驚いたという。尾川は「パレードの行進は部屋から少しだけ見ることができました。ものすごい数の人でみんな叫んで大声を出したとても楽しそうでしたが、日本だと大声を出したら良くないという話もあがりそうですね(笑)」と気持ちにも余裕がある様子。

さらに「1年に1度しかないパレードと自分の試合がかぶるというタイミングも奇跡みたいな感じがして、参加はしませんでしたが不思議な感じです」とプラス思考でとられた。またセントラル・パークまでの散歩中にはトランプ・タワーなどもチェックしたという。26日(同27日)には現地で前日計量が予定されている。