RIZINバンタム級王者堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が区切りの通算30勝目で米団体ベラトール王座への返り咲きを狙う。3日(日本時間4日)、米コネティカット州アンカスビルのモヒガン・サンアリーナで、ベラトール同級王者セルジオ・ペティス(28=米国)に挑戦する。2日(同3日)には同地で前日計量に臨み、リミット(約61・2キロ)よりも少ない約61・0キロでクリア。王者ペティスも約60・7キロとアンダーでパス。堀口は「計量クリア 明日はやったります!」と公式ツイッターで意気込みを示した。

同じくUFCに在籍した経験もあるペティスの試合は以前からチェックしてきたという。「(ペティスの)UFCでの戦いも当時も今も見てきた。より優れたファイターで技術も上がっている」と警戒した堀口は、右膝前十字靱帯(じんたい)断裂と同半月板損傷による手術のために19年11月に返上したベラトール同級王座の再奪取への意識は強い。「ベルトを取り戻す。本当の王者は自分」と自信を示した

堀口の通算戦績は29勝3敗。勝てば30勝目という区切りになる。19年6月、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで当時のベラトール同級王者ダリオン・コールドウェル(米国)に挑戦して判定勝利し、日米団体2冠王者となって以来約2年6カ月ぶりの同団体参戦。「しっかり勝てるように(コンディションを)作ってきている。それを実戦で証明しないといけない。実戦を見ていてください。まずはしっかりと次にベルトを巻くことを考えています」と心身ともに充実していた。