胃腸炎が原因で11日(日本時間12日)にUAEドバイで開催予定だったWBO世界バンタム級タイトルマッチをキャンセルした王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)がWBOから診断書の提出などを厳命された。10日(日本時間11日)、米メディア「ファイト・ニュース」などが報じた。

同級1位ポール・バトラー(33=英国)との5度目防衛戦の前日計量を胃腸炎で病院に搬送されたために欠席。WBOから入院先となるドバイのアメリカン・ホスピタル・ドバイでの診断書と医療記録の提出を求められた。病欠となった原因が明確に示されなかった場合、カシメロは正式に王座剥奪されるという。

バトラーは急きょ元IBF世界同級王者でWBO同級8位ジョセフ・アグベコ(41=ガーナ)との対戦に変更。同カードはWBO世界同級暫定王者決定戦として承認された。カシメロ王座剥奪が決定すれば、そのまま勝者が正規王者に昇格する予定だ。