元世界3階級制覇の亀田興毅氏(35)が会長の3150ファイトクラブ初の有観客興行でお笑い芸人のTKO木下隆行(49)がボクシングデビューを飾った。

プロレス団体ノアの丸藤正道(42)と2ラウンドのエキシビションで対戦。約110キロの木下に対し、丸藤は80キロ以下と体格差がある中で、木下は1回にスリップの判定ながら「ダウン」を奪うなど善戦。試合後は「ほんまに怖かった」と打ち明けた。

興毅会長とはテレビ番組での共演を機に飲み仲間になった。その縁で今回のリングに上がる企画が浮上したという。企画が正式に決まった9月末から、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔が所属する志成ジムなどで練習を積んできたという。「10キロぐらい絞った」と練習開始前は体重が120キロあったことも明かした。

後輩芸人にペットボトルを投げつけるなどした件でテレビの世界から遠ざかっている木下だが、少しずつ露出を増やしている。丸藤とは年明けに「大酒飲み対決」で再戦を予定している。格闘技界への本格進出は「ホンマにいやです」と絶対拒否の姿勢だが、新たな可能性が開けた。