デビュー45連勝中の格闘家那須川天心(23=TARGET/Cygames)とK-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(30=K-1ジムSAGAMI-ONO KREST)が22年6月に対戦することが24日、正式発表された。

試合は58キロ契約体重(当日は62キロまで増量OK)でキックボクシングルール。興行は製作委員会が設立され、日程やルール詳細も今後調整される。那須川は22年4月にキックボクシング引退を表明していたが、約2カ月延期する。

まだルールの詳細は決まっていないものの、武尊は「完全決着ルールでないと意味がない。ボクは現役で1度も延長(戦)がないので本戦で決まる。那須川選手も強いし、引き分けはいらない。完全決着ルールの延長無制限でやりたい」と提案した。

これを受け、那須川は「現役で延長いったことないですし…ああ、ありましたね(苦笑)。(RISEリングで)ロッタン選手とは延長で、でも勝ったので、しっかりと。ジャッジ、レフェリーも悩むと思うで分かりやすく。KOで。期待してください」とKOを宣言していた。

最近のマッチメークに触れながら那須川は「なかなかモチベーションが上がらない中で、武尊選手とやるとなって久々にチャレンジヤーでやってやるよと(気持ちが)なった。ボクはこれでキックを引退しますが、平和でいこうよと思います。交わらない団体がやっと交わるし。ピースでいこうよ。全部を整えて置き土産として試合して勝ってキックを去りたいと思う」と決意を表明した。

待ち望んでいたファンに向け、那須川は「あと半年あるのでじゃんじゃん盛り上がってほしい。みんな楽しみすぎて事故しないようにしてほしい」と言えば、武尊は「たくさん待たせてしまったので、その分、最高に勝つ試合をみせたい。半年後に待っていてほしい」と口にしていた。