NEVER無差別級選手権試合は、挑戦者のEVIL(年齢非公表)が王者の石井智宏(46)にフォール勝ちして王座を奪取した。

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開始から最後までEVILはイス攻撃など反則の限りを尽くした。セコンドのユニット「ハウス・オブ・トーチャー」のディック東郷も加担して、事実上2対1の試合だった。一方的に攻められた石井も、バックドロップや雪崩式ブレーンバスターで反撃したが、EVILの策略でレフェリーにラリアットが誤爆。レフェリーが不在になると、高橋裕二郎とSHOも乱入して東郷を含む4人で石井に集中攻撃を浴びせた。

代わりのレフェリーがリングに入ってきたが、石井がブレーンバスターを仕掛けようとした瞬間、場外から乱入した高橋が急所攻撃を浴びせ、さらに東郷がレフェリーの注意を引きつけているすきに、EVILがNEVERのベルトを持ち出して石井の顔面を殴打。そしてグロッギーになった石井にEVILを浴びせて試合を終わらせた。

EVILはNEVERのシングルと6人タッグの2冠を手にした。試合後の会見でEVILは「ざまあみろ、このやろー。これ(ベルト)は、オレのものだ」と、反則の限りを尽くして奪ったベルトを指さした。石井はノーコメントだった。