読者が選ぶ第26回日刊バトル大賞(対象は21年1月1日~12月31日)の21年格闘技部門は、総合格闘技RIZINで活躍する朝倉未来(29=トライフォース赤坂)が初の最優秀選手に輝いた。ニッカンスポーツ・コムのファン投票では、RIZINバンタム級トーナメントを制した扇久保や那須川らを抑え、約32%の得票を獲得した。

朝倉は、21年6月のクレベル戦で初の一本負け。一度は引退も考えたが、ファンの後押しで現役続行を決意した。再起をかけた10月のランドマーク大会で萩原を圧倒。大みそか大会では、20年11月にRIZIN初黒星を喫した前フェザー級王者斎藤に右カウンターなどで判定勝ちした。「重圧に耐えて勝つことができた」。リベンジ後は珍しく柔らかな笑顔で振り返った。

22年も全力を誓う。大みそか大会後は、無気力になったことも明かした。それでも「今年は人生で一番頑張る年にしようと思う」と決意を新たに。ユーチューブのチャンネル登録者数は219万人超を誇り、格闘技界のインフルエンサーとしても尽力する。7月で30歳を迎える今年、朝倉がどんなチャレンジを見せてくれるのか注目だ。【勝部晃多】

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