21年のK-1年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」は26日、都内のホテルで開かれ、ウエルター級王者野杁正明(28)の最優秀選手(MVP)初選出など全17部門を発表した。

野杁は、昨年9月20日に横浜アリーナで行われた第2代K-1ウエルター級王座決定トーナメントで1、2回戦と1回KOで勝ちあがると、決勝はライバル安保瑠輝也を3回KO撃破して優勝。2階級制覇を成し遂げたことが高く評価された。

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者武尊(30)は3度目の年間最高試合賞に輝いた。昨年3月28日のケイズフェスタ4大会Day2(日本武道館)で開催されたレオナ・ペタス戦。那須川天心がリングサイドで見守る中、激しい打ち合いの末に2度のダウンを奪って、KO勝ちした。

和島大海(26)は技能賞を獲得した。12月4日のK-1大阪大会で木村”フィリップ”ミノル(28)の持つK-1スーパーウエルター級のベルトに挑戦、3回2分50秒、左ミドルキックで、この試合でK-1卒業が決まっていた木村をマットに沈めた。

各賞は次の通り。

◆最優秀選手賞=野杁正明

◆最高試合賞=武尊-レオナ・ペタス

◆殊勲賞=朝久泰央、軍司泰斗

◆敢闘賞=シナ・カリミアン、椿原龍矢

◆技能賞=和島大海

◆ベストKO賞=マハムード・サッタリ

◆Krush最優秀選手賞(※新設)=新美貴士

◆Krush最高試合賞(※新設)=瓦田脩二-里見柚己

◆新人賞(2020~21年プロデビュー選手対象)=寺田匠

◆功労賞=牧平圭太、山内佑太郎

◆アマチュア最優秀選手賞=大久保琉唯、吉崎生

◆ベストGYM賞(プロ部門)=K-1ジム総本部チームペガサス

◆ベストGYM賞(アマチュア部門)=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST

◆ベストトレーナー賞=中根康行(月心会チーム侍)

◆ベストガールズ賞=チャナナ沙梨奈

◆ABEMA賞=菅原美優

◆ベスト・オブ・記者会見賞=壬生狼一輝