今回で5回目の「K-1 AWARDS 2021」が26日、都内ホテルで開かれ、ウエルター級現王者の野杁正明(28)が21年の年間最優秀選手賞(MVP)を初受賞した。

【K1年間表彰】年間最高試合賞は武尊など受賞者一覧

昨年9月20日に横浜アリーナで行われた第2代同級王座決定トーナメントを制し、悲願の2階級制覇を果たした。しかも、1日3試合でいずれもKO勝ち。「怪物」の名に違わぬ力を見せつけた。

M-1グランプリ2021王者の錦鯉から表彰された野杁は充実した21年を振り返り、「たくさんの選手の中で選んでいただき、去年頑張った甲斐があった」と笑顔を見せた。そして、「今まで2年連続でMVPに選ばれた選手はいないので、次も受賞したい」と高い目標を掲げた。

17年6月、K-1スーパーライト級王座に就いた。そして、翌年3月に大和哲也をKOして初防衛に成功すると、同年8月にそのベルトを返上した。その後、ウエルター級王座獲得まで3年。5月には29歳を迎える。「6月に武尊君の試合があるが、(その大会に)僕もK-1代表として出たい。これからの僕に期待して」と看板選手としての自負をのぞかせていた。