サムライ、越中詩郎が古巣、新日本プロレスで「尻祭り」を開催した。

さまざまな団体に参戦を続ける63歳は第5試合、GBHとしてともに活動した矢野、石井、真壁、本間と組み、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの5人(BUSHI、高橋ヒロム、鷹木、内藤、SANADA)とスペシャル10人タッグマッチで対戦。特別レフェリーとして90年代に団体で一時代を築いた保永昇男が裁いた。

越中は、中盤にめぐってきた出番で勢いよく飛び出すと、相手にぶつかる直前で体をひねり「くの字」にして尻で打撃を与える、元祖「ヒップアタック」を次々に披露。美技でリング上を一掃してみせた。試合は、味方の本間が鷹木のラスト・オブ・ザ・ドラゴンに沈み、敗北した。

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越中は、新日本プロレスでは主に85~03年に活躍。IWGPジュニアヘビー級王座、タッグ王座ともに3度戴冠した。退団後もフリーとして参戦を続け、天山らとともに、最も偉大で凶悪なヒール軍団を掲げた「GBH」を結成するなど、歴史に名を刻んだ。