新日本プロレスは1日、3月6日に迎える同団体50周年を記念し、東京・日本武道館で旗揚げ記念日大会を開催した。

メインイベントではIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)がドラゴン藤波辰爾(68)棚橋弘至(45)と組み、藤原喜明(72)らと6人タッグマッチに臨み勝利を収めた。50周年の顔は、創設者アントニオ猪木氏(79)が掲げたストロングスタイルの精神で戦うことを誓った。

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<新日本プロレスの歴史>

◆72年3月6日 大田区体育館での旗揚げ戦のメインイベントで猪木がカール・ゴッチとシングル対決。

◆73年4月1日 日本プロレスから坂口征二が移籍。

◆同4月6日 「ワールドプロレスリング」放送開始。

◆同11月5日 タイガー・ジェット・シンが新宿の路上で猪木夫妻を襲撃。

◆76年2月6日 猪木が柔道五輪金メダリストのウィレム・ルスカに勝利。

◆同6月26日 猪木がプロボクシング世界王者のムハマド・アリと引き分け。

◆77年8月2日 猪木が全米プロ空手王者のザ・モンスターマンに勝利。

◆78年1月23日 ニューヨークマジソン・スクエア・ガーデンで藤波辰巳(現・辰爾)がWWWFジュニアヘビー級王座を獲得。

◆79年8月26日 日本武道館で新日本プロレス、全日本プロレス、国際プロレスによるオールスター戦を開催。

◆同11月30日 猪木がボブ・バックランドに勝利し、WWFヘビー級王座獲得。

◆80年2月27日 猪木が元極真空手のウィリー・ウィリアムスと引き分け。

◆81年4月23日 初代タイガーマスクがデビューし、ダイナマイト・キッドと名勝負を展開し勝利。

◆82年10月8日 長州力が凱旋(がいせん)試合で藤波と仲間割れ(噛ませ犬発言)。

◆83年6月2日 ハルク・ホーガンが第1回IWGP決戦リーグ優勝。猪木が失神KOで病院送りに。

◆同8月11日 タイガーマスクが引退表明。

◆85年12月6日 前田日明、藤原喜明ら、UWFの5選手が登場。新日本プロレスとの業務提携を発表。

◆同12月12日 藤波&木村健悟が初代IWGPタッグ王者に輝く。藤波が猪木に初フォール勝ち。

◆87年10月4日 巌流島で猪木とマサ斎藤がノーピープルマッチを敢行。猪木はマサの背後から裸絞めを決め、2時間5分14秒のTKO勝ち。

◆88年4月22日 藤波が自らの髪を切り、猪木に世代交代を直訴(飛龍革命)。

◆同7月2日 プエルトリコで武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋が闘魂三銃士を結成。

◆89年4月24日 東京ドーム初進出。猪木がソビエト連邦の柔道金メダリスト、ショータ・チョチョシビリに敗北。異種格闘技戦で初黒星。

◆同7月24日 猪木が参議院議員選挙で当選。初のプロレスラー国会議員に。

◆92年8月7日 越中詩郎、木村健悟、青柳政司、斎藤彰俊が、反選手会同盟(のちの平成維震軍)を結成。

◆95年4月28日 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で初のプロレス興行開催。

◆同10月9日 新日本プロレス対UWFインターナショナルの全面対抗戦を開催。武藤敬司が高田延彦に勝利。

◆96年8月6日 長州力がG1史上初の全勝優勝。

◆98年4月4日 東京ドームで猪木が引退試合。7万人のドーム史上最高観客動員を記録。

◆99年6月24日 藤波が社長に就任。

◆03年4月23日 永田裕志がIWGP王座最多防衛記録10を樹立。

◆05年2月20日 IWGPヘビー級王者・天山広吉が、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・小島聡とダブルタイトルマッチを敢行。小島が史上初の4冠王者となる。

◆07年1月4日 東京ドームで新日本プロレス&全日本プロレス創立35周年記念大会を開催。

◆11年8月27日 新日本、全日本、ノアが3団体合同興行となる東日本大震災復興支援チャリティー大会を開催。

◆12年8月12日 オカダ・カズチカがG1に初出場し、初優勝。24歳9カ月の史上最年少王者に。

◆15年7月5日 21年ぶりに大阪城ホールで開催。超満員札止めとなる1万1400人の観客を動員。

◆16年8月14日 ケニー・オメガが後藤を下し、G1史上初の外国人覇者に。

◆18年1月4日 東京ドームのメインでオカダが内藤を下し、IWGPヘビー級王座9度目の防衛。34分を超える死闘を展開。

◆20年1月4、5日 初の東京ドーム2連戦を開催。内藤哲也がIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルのダブル選手権でオカダを下し、初の2冠王者に輝く。