ムエタイのラジャダムナン・ルンピニー認定ミニフライ級統一王者の吉成名高(21=エイワスポーツジム)が大会5連続KO勝利を収めた。

相手は同じエイワスポーツジムで1カ月間ともに練習をした仲でもある、元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星(19=Battle-Box)。1回は「落ち着いた展開になる」と話した通りの静かな立ち上がり。独特のリズムで相手との間合いを図った。

2回、「ムエタイミライモンスター」が獲物を狙う獣の目になった。開始30秒、右フックでダウンを奪うと、1分すぎにカウンターで左ストレートをさく裂させた。相手に何もさせることなく、マットに沈めた。

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マイクを持った吉成は「実は白幡選手とは何度か一緒に練習したことある後輩です」と声を詰まらせ「強い選手なのでこれからもまた活躍してほしい」と、ともにRIZINキックボクシング部門を盛り上げることを誓った。

この試合をリングサイドで見守っていた榊原信行CEOから「素晴らしかったです。あっぱれ。これまではいろいろありましたけど仲直りしました。未来を目指して頑張りましょう」と賛辞を送られると「本当にありがとうございます。KOの山を築いていきます」と力強く話した。