立ち技格闘技RISEの代々木大会(4月2日開催、東京・代々木第一体育館)で、同団体からの卒業を予定している世界フェザー級王者の那須川天心(23=TARGET/Cygames)が、「日本は平和ボケしている」と警鐘を鳴らした。

24日、オンラインで行われた公開練習後の質疑応答で、ファンへのメッセージを問われた那須川は、ロシアのウクライナ侵攻を巡る世界情勢に思いを語った。「戦争の話になっちゃうんですけど」と切り出すと「今、世界がちょっと…。日本も平和ボケしてるところが僕の中ではあると思っている。やっぱり、日本もいつ戦争に巻き込まれるかわからないですし、そういった張り詰めた感じというのは僕の中では常に感じている」と発言。自身の大会についても「その中で(僕が)戦うっていうのはどうなのかわからないですけど…」と葛藤があったことを口にした。

それでも「自分がやるべきことを形としてできればと思う。皆さんに注目してもらえたらと思いますし、本当にこれでRISE最後の試合になりますので、今後のRISEがどうなるか僕にはわからないですけど自分が残してきたRISEを形として最後に見せようと思います」と話した。

那須川は先月も自身のツイッターを更新。「格闘技が強くても 何の意味もない 俺なんかまだまだちっぽけだ お願いだから戦争はやめてくれ、、、(原文ママ)」と思いをつづっていた。