プロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級6位力石政法(27=緑)がタイトルに初挑戦する。15日、東京・墨田区総合体育館で同級3位渡辺卓也(33=DANGAN AOKI)との同級王座決定戦に備え、14日には都内で前日計量に出席。リミット(58.9キロ)よりも100グラム少ない58.8キロでパス。渡辺はリミットでクリアした。

勝てば初タイトルとなる力石だが「王座決定戦なので、価値はそんなに感じてない。それよりも国内トップで(プロ50戦目と)実績ある渡辺選手に勝つことに価値があると思っています。明日は圧倒して勝ちます」と集中力を研ぎ澄ませた。

今回もセコンドには、現役続行を表明したばかりの前WBC世界ライトフライ級王者の兄矢吹正道(緑)が加わるという心強いサポートがある。力石は「かなり刺激されるし。兄なので安心感もある」と感謝しながらリングに立つ。

一方、渡辺にとってはプロ50戦目、所属ジム主催興行DANGAN250大会と区切りの多いタイトル戦となる。元WBOアジア・パシフィック同級王者でもある実績十分の渡辺は「節目の50戦目なので勝ちたいし、区切りの多いタイトル戦になり、きりがいいなと思っています。気持ちは高まります」と口調を強めていた。