プロレスリング・ノアの前GHCヘビー級王者藤田和之(51)が、5月21日の大田区大会(東京・大田区総合体育館)で新型コロナ感染から復帰を遂げる。

18日、都内で行われた記者会見に、緑のネクタイを締めて登場。報道陣に深々と一礼すると「本日はお忙しいところお集まりいただき、誠にありがとうございます。大変ご迷惑をおかけしたこと、ここに深くおわび申し上げます」と、丁重に謝罪した。先月30日の両国大会で潮崎豪を相手に2度目の防衛戦を行う予定だったが、新型コロナ感染発覚のため、ベルトを返上し、同大会を欠場していた。同級王者決定戦を制した潮崎が新王者に輝いた。

復帰戦となる21日は、第1試合で岡田欣也とのシングル戦に臨む。「今すぐにでもタイトルに挑戦したい気持ちはありますが、挑戦者の列の最後尾に並ばなければならない。今後は1から実績を積み重ね、もう1度チャンピオンベルトを腰にまけるように日々、努力精進していきますのでよろしくお願いいたします」と話した。

欠場中は「やむにやまれぬ思いだった」という。団体色の緑のネクタイを締め、水の代わりにメロンソーダをすすった51歳は「初心に帰り、まっさらな気持ちでここに来た」とリスタートを強調した。