FMWやIWAジャパンなどさまざまな団体で活躍したプロレスラーのターザン後藤さん(本名後藤政二)が、肝臓がんにより58歳で死亡していたことが関係者の話で31日までに分かった。

FMW時代から親交の深かったミスター雁之助こと本田雅史さん(52)は、30日夜に自身のツイッターを更新。「ターザン後藤さんが29日18時50分に亡くなられたとの知らせが入りました」と報告し、「あまりに突然な事でいまだに信じられません 後藤さんにはFMW道場でミスター雁之助とハヤブサのプロレスラーとしての礎を築いて頂きました 本当にありがとうございました ご冥福を心よりお祈り致します 合掌」とつづった。

ターザン後藤さんは89年に大仁田厚(64)の勧誘でFMW入り。90年8月に行われた最初の「ノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチ」を戦った。「鬼神」の異名を取り、デスマッチファイターとして人気を博した。

大仁田は自身のツイッターで「ターザン後藤の訃報に接し、ただただ信じられない」と心境を吐露。「うまくいくかすぐつぶれるか分からないFMWを立ち上げてすぐ電話したらアメリカから帰国してくれた そんな後藤を迎えに成田まで行ったことが昨日のようで ショックだ なんて言ったらいいかわからない」と、つづった。

ターザン後藤さんは95年にFMWを離脱し、IWAジャパンに移籍。近年は東京・押上で妻の実家であるラーメン店で働いていた。

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