王者尾川堅一(34=帝拳)が初防衛戦で敗北を喫した。無敗(14勝=8KO)の挑戦者、同級3位ジョー・コルディナ(30=英国)に2ラウンド、強烈な右フックを喰らい、よろめいて倒れ大の字、レフリーが試合を止めた。

◆IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ


尾川堅一(34=帝拳)2RKOジョー・コルディナ(30=英国)


◆ラウンドVTR◆

1R

入場時から特別な空気感に包まれた。コルディナの登場に観客は大合唱、尾川にはブーイングが浴びせられた。ただ、王者の尾川はそんな雰囲気も楽しむように笑顔でゴングを迎えた。挑戦者が速いジャブを放ちながら距離を測る。尾川は慎重に見極めながら攻めるが、左カウンターを食らう。(尾川9-10)

2R

セコンドから「左に気をつけろ」の指示。尾川も積極的に左ジャブで対抗。しかし、強烈な右ストレートで王者は大の字に倒れるダウン。立ち上がろうとした尾川だが、よろめいて倒れる衝撃のKO劇で幕を閉じた。

2回、尾川堅一(右下)をKOで破り、ほえるコルディナ(ロイター)
2回、尾川堅一(右下)をKOで破り、ほえるコルディナ(ロイター)
尾川堅一を破り、ベルトを巻いて雄たけびをあげるコルディナ(ロイター)
尾川堅一を破り、ベルトを巻いて雄たけびをあげるコルディナ(ロイター)
コルディナに敗れ、うなだれる尾川堅一(ロイター)
コルディナに敗れ、うなだれる尾川堅一(ロイター)
試合後、歓声に応える尾川堅一(ロイター)
試合後、歓声に応える尾川堅一(ロイター)
試合後、健闘をたたえ合う尾川堅一(右)とコルディナ(ロイター)
試合後、健闘をたたえ合う尾川堅一(右)とコルディナ(ロイター)