プロボクシング元WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(22=志成)が、7月13日に東京・大田区総合体育館でジム移籍初戦を迎える。スーパーフェザー級8回戦でプレスコ・カルコシア(26=フィリピン)と拳を交える。

昨年5月、東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)との王座統一戦で判定負けして以来、約1年2カ月ぶりの再起戦となる。

森は「1度は辞めようと思ったけれどいろいろな方の支えがあって立ち上がってこれた。ただ立ち上がってきたわけではない。そこらへんの違い、覚悟をみてほしい」とキッパリ。薬師寺ジムから移籍し、心機一転で再スタートを切る。

環境面が変わった中で、同門のWBO世界スーパーフライ級井岡一翔らと一緒に練習し「技術面、メンタル面とか学ばせていただき、スパーリングパートナーも恵まれている。そのへんはすごくプラスに働いている」とうなずいた。連敗できない状況でもあり「前回の負けでも大きく道が変わった。連敗したらさらに世界王者からも遠ざかる。次の試合に勝つことだけを考えている」と危機感も口にした。